天上天下唯我独尊する覚悟はない #ハス

日当たりを良くして、ちゃんと朝ごはん食べて、何とか仕事をこなして、本を読んで、アウトプットして、HKT48の動画を観て、ちょっとずつ調子を戻していくしかない。

具合を見る。水をやる #チランジア – 私的植物生活概論

などと、ドヤ顔して日常生活の大切さを書いたばかりだというのに、さっそく半休を取った。変化が欲しかったのだ。車を1時間ほど走らせ、ハスの花が群生しているというお寺に行ってきたのである。たまには気分を変えて神仏に頼むのもいいだろう。他力本願とも言う。

ハスとスイレン

根は水底の土の中にあり、葉や茎、花が水面から出ている抽水植物というグループである。挺水植物とも言う。水面から茎を伸ばし、花を揺らしている様子はとても涼しげだ。ハスとスイレンの違いは、葉を見ればわかりやすい。水面に葉を広げ、水平なラインを強調しているのが睡蓮であり、水面より高く葉を伸ばしているのが蓮である。

どちらもアパートのベランダで栽培するのは難しい。水瓶が必要だからだ。大きな池のある戸建て住宅でもない限りは、ハスを育てることはないと思う。わたしの将来に、そのようなシチュエーションがとても想像できない。なので、ハスの花は見るものである。

ハスとは暮らせない

また、蓮のもつ神聖なイメージが、一緒に暮らすに重たすぎるのだ。バラを美女に見立て一緒に暮らすのは何とも思わないが、仏陀と暮らすのはどうも気が引ける。悪いことができない気がする。もちろんハスを育てていようがいまいが、公序良俗に反する悪いことはできないのだが、ちょっとしたことに緊張してしまう。非常に怠けづらい

ソファでビール飲みながらそのまま寝ちゃったり、三角コーナーに溜まった生ごみを見て見ぬふり(否認)をしたり、ガスコンロの油汚れを放置したりできなくなる。ダイエットは明日から、みたいな心構えは当然捨てなければならないだろう。なんたってハス(仏陀)が見ているのだから。とても窮屈だ。気持ち的にもベランダ的にも窮屈だ。

仕事を休んで蓮を見に行くのは、怠けたことにならないのか。と言われると返す言葉がない。が、こちらから蓮の花を詣でているのだから、ちょっとくらい許してくれるだろう。

2015,7 晴れ