写ルンですの設定と雰囲気をデジカメで再現しようとする遊び

どうも、クリハラ(@kurit3)です
わたしはカメラが趣味で、デジカメだけでなくフィルムカメラも使って撮影を楽しんでします。最近はインスタントカメラの「写ルンです」が若い世代で流行しているらしいですね。わたしもこの軽くてチープなカメラを気に入っています。

「写ルンです」の作例

青海川駅

花見アリマックス

写ルンです長野

こんな感じ。何とも言えない、淡くザラついた雰囲気が楽しいですよね。今回はこれをデジカメで再現してみようと、ちょっと遊んでみました。

設定の確認

写ルンです シンプルエース : 主な仕様 | 富士フイルム

上記のオフィシャルサイトを参考に、必要な数値を抜き出してみます。

  • 感度 ISO400
  • 画角 32mm
  • 絞り F10
  • シャッタースピード 1/140
  • 撮影距離範囲 1m~無限遠

これを参考に、手持ちのデジカメのマニュアルモードで設定していきましょう。わたしの場合は以下のように設定しました。

カメラ設定

ISO400、F10についてはそのまま設定できました。シャッタースピードは1/140という数値を選択できなかったので1/125にしました。

レンズピント設定

センサーサイズの関係で画角は45mm、ピントは2〜3mくらいのところにザックリ合わせておきます。

そんなに適当でいいの?

と、思われるかもしれませんが、これってつまりですね、1m〜の被写体なら、全部になんとなくピントが合うような設定なのです。実際に写ルンですもそのような設定なっています。

パンフォーカスでピントを合わせて、ネガフィルムの特徴である広く粘り強い現像の幅を使って仕上げる、という作戦です。作例を紹介しながら、いきましょう!

普通に撮ると露出が合わない

  • 感度 ISO400
  • 画角 45mm
  • 絞り F10
  • シャッタースピード 1/125
  • 撮影距離範囲 1m~無限遠

上記の設定のまま撮影すると、下の写真のようになります。

撮って出し裾花大橋

昼の屋外での撮影は、明るすぎるため、白っぽくなっています。いわゆる、露出オーバーってやつ。写ルンですの場合、現像屋さんが適正露出に補正してくれます。ネガフィルムってすごいね。

今回はデジタルカメラの長所を活かして、サクッとスマホアプリで補正して、写ルンですっぽく仕上げてやりました。

写ルンです風裾花大橋

どうでしょう。っぽくないですか!

写ルンです風デジカメ写真の作例

裾花大橋

写ルンです風ミラー

そんな感じの作例を2点。簡単にキレイな写真が撮れるデジタルカメラで、なんかへんてこな遊びをしてみました。けっこう楽しかったです。皆さまも、普通のデジカメ撮影に飽きたら試してみてはいかがでしょう。
きっと、写ルンですを使いたくなると思います。

2017.5 くもり