光を描くことに特化した道具「SIGMA DP2」

どうも、クリハラ(@kurit3)です

SIGMAのDP2がやっぱり好きなカメラだから最近の作例を見て

本エントリは上記リンクの2018年 春バージョンになります。どうもありがとう!

君のカメラのセンサーは一層しかないの?

まず簡単に確認しておきましょう。

Foveonセンサーとは | SIGMA公式サイトより

SIGMAのデジカメといえばFOVEONセンサーなんだけど、これは世界で唯一「垂直分離方式」を採用しています。

通常のデジタルカメラのセンサーは、RGB(赤、緑、青)の光を一層のセンサーで捉えて、それを画像エンジンで処理をし、破綻なく写真にしています。

一方でFoveonセンサーは、RGBの波長をそれぞれ独立したセンサーで捉え、そのまま写真にします。画像処理でごまかす必要がない、見たままを描く唯一無二のセンサー。それがFoveon!

そのFoveonセンサーに、専用設計の単焦点レンズを組み合わせて、一体型カメラにしています。このDP2については換算41mm、F2.8の切れ味鋭いレンズが売りです。

植物を撮る

もうさっさと作例を見ていこう。まずは植物たち

アンダー寄りで撮ることが多いのは、黒がキレイだから。全然潰れないので、ちょっと暗めにして花や葉の輪郭を際立たせるのが、わたしの好みです。

キク科「オステオスペルマム」

花びらのキレを見てよ。周辺にかけてのじんわりしたボケも嫌味がないとろけ具合で最高ですね。

ユキヤナギ

白い花って、デジカメで撮るの難しくないですか。露出が飛びがち

露出をアンダー気味にして影を見せて、輪郭がハッキリするように。左手は添えるだけ!!!

針葉樹の葉

こういう同じような色調の被写体を重ねると、のっぺりと平面に見えてしまいがちなんですが、これはちゃんと奥行きを感じる〜〜。

アサガオの芽

彼ら園芸植物にも、健やかな生を全うする権利があると思う

背面液晶は固定なので、こういうローアングルの写真は這いつくばって撮影しなければなりません。しかしこの写真が出てくるなら良いじゃん。

建築も撮るよ

レンズは41mmの単焦点なんだけど、この画角がなかな便利に感じています。
切り取る感じのフレーミングをできるし、手元やテーブルフォトをできる。風景や建築を撮っても歪みが少ないので悪くないんですよ。

夜、手持ちで撮れました。黒がキレイ

感度400はこのカメラの限界をちょっと超えた数字なんだけど、補正(加工)でこれくらいになります。

スマホで観賞するなら充分なクオリティかな。

コンクリート建築のピシッとした直線が気持ちよく撮れる〜!

ガラス建築もFoveonの得意ジャンルです。透けているけど、どっしりと重い感じが描写できている。

場所は新宿御苑の大温室です。【写真多数】冬でもあったかい新宿御苑の温室が楽しい

ガラス建築といえば東京国際フォーラム!

よく解像しているんだけど、これは流石に画角が狭いですね。広角のDP1も買って、撮り直しに行かなきゃ。

好きな物を撮るよ

しずる感がたまらん。ガラスの透け感も素晴らしい。いい星が出てますねこれは

ヤクルトをFoveonで撮る必要があったのかちょっと疑問です。カロリーハーフのヤクルトの方が、さっぱりとグビグビ飲めるのでオススメ。

好きな感じの照明。こんなの欲しい

つぶれてしまいがちな赤色も、当然キレイに描写するよ

すべてjpg撮影です

見た目も黒くて四角くてカッコいい。

この記事のエントリは全て、DP2で撮影しました。JPG撮影で、スマホアプリで簡単に補正したものです。

どうですか。お気に入りの1枚はありましたか。

実際に使ってみたいなー。と思ってくれる人がいたら嬉しいです。あと、できれば半年くらい使ってみて欲しい。

その我慢の時間帯、あなたを励まし続けよう。協力を惜しまない。

2018,4 雨