通常の3倍の奴 #アルストロメリア

アルストロメリアの名前はスウェーデンの植物学者アルストロメールを由来に持つという。そして、今回は赤いアルストロメリア、これは他所の家の花だ。

「殴ったねっ」と来れば「親父にもぶたれたこと無いのに!」と答えるのがお約束であり、「赤」と来れば「通常の3倍」と答えるのが世の常である。それを思うと、アルストロメリアという名前もどことなくモビルスーツにありそうではないか。

AMX-112 アルストロメリア

第一次ネオ・ジオン抗争末期に開発され、ゲーマルクと同時期に実戦投入されたニュータイプ専用MS。第4世代MSに分類される機体である。試作機として3機製造された。全身に多数のバーニアを装備し、その機動力はZガンダムにも劣らない。第4世代MSにしては珍しく、武装が控え目である。ビーム・サーベルとビームライフルのみ、というシンプルなスタイルはジュピトリス製のジ・オの設計思想を見て取れる。ジ・オと同様にパイロットの高い技量が求められる、対MSの白兵戦を強く意識した機体だ。

ただし、抗争末期のネオ・ジオンにはそれほどの技量を持ったパイロットがほとんどいなかったため、この機体が劇中で活躍するシーンは訪れなかった。また、ハマーン・カーンがシャアに搭乗させるつもりで赤い塗装を施した、という説もある。

などと、「ぼくがかんがえたさいきょうのもびるすーつ」みたいな設定をくどくど喋りたくなるのも全て、アルストロメリアが赤いのがいけない。あと、流線型の花びらがカッコいいのがいけない。気を取り直して、アルストロメリアの操縦のコツ、ではなく育成のコツを確認していこうと思う。

南米ジャブローの辺り

南米をルーツとするユリ科のアルストロメリア、別名「インカのユリ」とも呼ばれている。赤、ピンク、オレンジ、黃、白など豊富な品種があり、切り花として通年流通している。鉢植えの場合も比較的育てやすい植物であり、地植えにすると地下茎でどんどん増えていく。日当たりと風通しが良い場所が適している。耐寒性あり。

こうやって確認してみると、ぜひ育ててみたい花ではないか。アルストロメリアに限らず植物のことを見たり、調べたりすると、育ててみたい候補ばっかり増えていく。また、育ててみたところで、まだ咲かせたことがないクレマチスのような花もある。しかし時間やベランダの空間、もちろん金銭的な意味でも限度がある。困った

次から次へと新作やリメイク版をだしてくる、ガンダム作品のような泥沼にハマっている気がする。

2015,7 梅雨 くもり