エナージェルというボールペンを知っているだろうか。大手文具メーカー「ぺんてる」から出ている水性ゲルインキボールペンだ。
わたしはこのエナージェルシリーズを使って、もう10年くらいになる。中でもエナージェルユーロがお気に入り。ボールペンという枠(ジャンル)の中では、これ以上の物が存在しないのではないかと思っていて、そのくらい気に入っているので紹介したい。
どうも、クリハラ(@kurit3)です。
エナージェルをオススメしたい3つの理由
なめらかな書き味、発色の良い黒、速乾性のあるインク。エナージェルの特徴といえばこの3点。
ペン先を紙に乗せた瞬間から、ドバドバ出てくるインクは書くデバイスとして最高のパフォーマンスを約束してくれる。発色も良く、そのエナージェルの黒を体感してしまうと、他のボールペンは「グレーなのでは?」と感じてしまうほど(ちなみに、赤も青もめっちゃ色が良い)。ヌルヌルの濃いインクでありながら乾くのが速く、もう何年もそこにいました、みたいな顔して紙面に定着する。
エナージェルシリーズの紹介
そのエナージェルには複数のシリーズがある。キャップ式のオーソドックスなエナージェル(替芯対応)、ノック式エナージェル、カラーバリエーションが魅力のエナージェルインフリーなど。詳しくは公式サイトを参照して欲しい。
そんな数あるエナージェルシリーズの中でもわたしが好んで使い続けているのが、今回紹介する「エナージェル ユーロ」だ。
エナージェル ユーロには出来ないことがある
ヨーロッパでヒットしたタイプらしく、EUROという名前がついたこのボールペン、他のシリーズには無い特徴がある。リフィル交換(替芯)に対応していないのだ。
捨てたから、得たものがある
替芯がつかえない使い切りタイプ、かつキャップ式。一見すると不便にも感じられる特徴だが、その結果、ペン軸とペン先の安定感が抜群なのだ。ノック式はノック機構のため、バネが入っていたり、リフィル交換タイプも分解が前提となったつくりのため、若干の遊びがあるのだ。
実はその遊びが、書く(描く)ときに1テンポ遅れる(気がする)のだ。一方このエナージェルユーロにはその遊びが無い。また、機構を削ぎ落としたことにより、ペン本体が軽い(約9g)。
ペン先を紙に乗せたその初動から、なめらかにインクを排出し、軽やかに書くことができる。とても些細な違いであるが、その細かな違いこそ、エナージェルユーロの不便さを補って余りあるメリットなのだ。
図やイラストにも最適
この特徴は文字を書くときはもちろん、図、イラストを描くときにこそ発揮される。白い紙にガシガシ描いていく使い方をしていると、初動から濃い線を描いてくれるエナージェルユーロは手放せない。基本的には黒の1.0mmを愛用しているが、資料に書き込むときは青の0.5mmなど、用途で使い分けている。
使い切ったら、ペンごと交換する。インクの残量はペン軸の窓から見ることができる。よく描いたなぁ、と満足する瞬間だ。
ストックが欠かせないので、まとめ買いしている。その方がお得だし、持っているバッグのポケットには常に入れてあるし、自宅用と職場用と置いている。(約180円/1本)
ぺんてる ゲルインキボールペン エナージェルユーロ1.0mm黒 5本(Amazon)
書く道具として、シンプルな1本
ビジネスの場面や、書類を扱うことが多い方、就活でESを多く書いている方などは、いちど体験してみて欲しい。そこから、長い付き合いが始まるかもしれない。