わかった。わたしがいまいちモテないのはガジュマルを育ててないからだ。
— クリハラタケシ (@kurit3) April 10, 2015
ということで、ガジュマルの話をしたい。
精霊が宿る樹ガジュマル
日本では、沖縄や屋久島、奄美諸島など暖かい地域で見られる樹木である。キジムナーと呼ばれる妖精が宿るとか、特徴的な気根の様子から「多幸(タコ)の木」とか、成長した気根がいろんなものに絡まる様子から「絞め殺しの木」と呼ばれたり。そういう伝承をいくつか持っている木なのだ。
わたしはこの手の言い伝えや、験担ぎみたいなのがけっこう好きで、このガジュマルにも期待している。もちろん、「精霊の加護」と「多幸」の部分だ。一緒に暮らし始めて3ヶ月くらいになるが、今のところその効果は見られない。ガジュマルの寿命は長いのだ、気長に待つとしようじゃないか。
お寺に行って蓮の花(仏陀)を見たり、ガジュマル育てたり、他力本願が過ぎる。泣きたい
最初が肝心だ
このガジュマル、観葉植物の中でも比較的育てやすい種類に挙げられる。通年明るい室内に置き、春〜夏は乾いたら水をやる。秋〜冬は乾かし気味に育てる。南国の樹であるが、室内ならば越冬も可能らしい。
「らしい」と書いたのは、このガジュマルがわたしの部屋に来たのが初春ごろだったからである。この夏しっかり日を当てて、根を充実させたい。経験上、最初の冬を乗り越えられれば、翌年以降も大丈夫なのだ。何事も最初が肝心である。
テラコッタ製の鉢に植える
でっぷりとした幹と、色の濃い葉が特徴のガジュマルは、ちょっと個性的な鉢に植えてやりたくなる。かっこつけて、イタリア製の分厚いテラコッタ鉢に植えつけた。球体に近いボウルのような形状の鉢だが、これがなかなかしっくりくる。鉢を含めてトータルの立ち姿が決まっていて、ストリートスナップに登場してもおかしくないくらいだ。
わたしは植物を育てる際の鉢にはあまりこだわりがなく、乾燥気味が好きな奴は陶器(素焼き)の鉢、そうでない奴はプラスチック製の鉢、くらいしか考えていない。植物の生育に重要なのは保水力と容量であって、鉢のデザインではないのだ。
それでも、このガジュマルを贔屓してカッコいい鉢に植えているのは、精霊の加護のためだ。マジで頼む。
2015,7 晴れ