webメディアにおける写真の今後を考えたよって話 #ドウダンツツジ

webメディアの運営、編集者、カメラマン、ライターなどの方々を秋の長野市戸隠にお招きしました。カメラを片手に楽しく過ごした1泊2日の小旅行、その旅行記をお送りします。

わたしのポジション

webについて、メディアについて、写真について、わたしの立ち位置としては、全部をちょっとかじっている素人という感じですかね。職業にしているみなさんとは、また違った視点を提案するのが役割ではないか、と生意気にも考えておりました。(それ以前に旅のプランナーとして、時にはドライバーとして、しっかり仕事しようと思っていた)

結果、わたしがやったことは以下のような感じでした。

  • よく飲み、酔った
  • 女子が作るオムライスが、労力の割にちょっと高い評価を得ている現状を嘆いた
  • プリンセス・ジャスミンの魅力をハゴロモジャスミンに重ねてプレゼン
  • ディ◯ニーランドより青海川駅にデートで行きたいと熱く語った
  • エナージェルage、フリクションsage

つまりはとても平常運転でした。
そんな中で、わたし個人の考察をまとめておきます

カメラついて

参加者8人の内訳は、デジタル一眼レフが4つ(Nikon3、SONY1)、ミラーレスが3つ(OLYMPUS2、SONY1)、iPhone6が1つ、と言った感じです。全員のカメラを並べて撮ってみたいと当日の朝まで考えていましたが、やるの忘れました。

カメラを選ぶまでに、各々ストーリーがあったりなかったりするんですが、それを聞くのもまた面白いですよね。ちなみに、わたしがSONYを選んだのは、シャッター音が好みだったのと、カールツァイスを使うのが夢だからです。
他人のカメラを触らせてもらって、撮らせてもらうのってやはり楽しいです。

写真について

8人が同じ時間、同じ場所にいるのに、同じ写真っていうのは1枚もなくて、それを見るのも面白かったです。8つの主観をもったマルチアングルシステムなんですよ。まだ一部しか共有できていませんが、既にとても楽しい気持ちです。

それを旅行を通してやっているので、ご飯食べたりお酒のんだりして。何となく、人となりを知りながら、この人がこういう写真を撮るんだぁって思いました。それについては、なるほどと思ったり、逆に意外な感じがしたり、写真ってこういう楽しみ方もできるんですね

メディアについて

メディアにおいて写真って言うと、アイキャッチとかがピンとくるんですが、猫、美女、絶景、グルメなんですよね。たぶん。

今回の旅行では、猫以外は全てあったんですが、それらを撮った自分の写真を見返しても、グッと来ないです。それよりも、ゆっくり歩いたトレイルとか、美味しかったワインとか、酔ってブレブレになった顔とか、お酒の抜けない朝に飲んだ味噌汁とか、そういう写真にニヤニヤしてしまいます。スナップ写真最強説ですよ。

現状、メディアとかいう大きなスケールへの発信では、たぶんできないだろうなと。収益性と離れた部分ではクオリティが維持できないと思うからです。

私的植物生活概論とかいうリーチを考えないニッチな個人メディアをやっている者としては、もっともっと個人にカスタマイズされた、スナップ写真のようなメディアが登場して欲しいと思います。

webについて

スナップ写真のようなメディアって言いましたけど、きっと20年くらい前からある個人HPみたいなやつですよね。テキスト中心で、切り番ゲットして、掲示板コメしたりするやつ。そういうことをやってた層って、たぶんオタクと呼ばれる人たちだったと思います。

スマホとかカメラとか、インターネットぽいものとかがいい感じにハードルが下がって、オタクじゃない人でも簡単に参加できるようになりました。インスタントカメラがすごくクオリティ高くなって、アルバムに入れて見せ合ってるんですよ。ちょっと知ってる誰かの、私的◯◯生活概論を見てみたいです。

まとめ

『旅×写真』って楽しすぎますね。こんなに紅葉を楽しんだ秋というのは初めてだったように思います。わたしにとってはとても楽しくexcitingな2日間でした。彼ら彼女らの刺激になれるように、わたし自身「ちょっとかじっている素人」から「ちょっとうまい素人」にジョブチェンジしたいです。デザインやカメラや文章のスキルを、楽しみながら上げていきます。創作意欲がドウダンツツジのように燃えている

2015,10 晴れ