100円ショップの観葉植物をハイドロカルチャーで育てるよ #パキラ

ハイドロカルチャー

100円ショップに行くと、ついつい余計なものを買ってしまう気持ちは、多くの人から共感を得られると思う。わたしのような園芸(ボタニカル)が趣味の人にとって、100円ショップの観葉植物コーナーは無視できない。(多肉ゾーンは華麗にスルーできるのだが)

気づいたらパキラとナギの苗を買っていた。ハイドロカルチャー用の土(レカトン)と容器も合わせて500円と消費税。状態が良いとは言えない奴らを救うためなら安いものである。

生きそうな奴を救う

こちらにもボタニカル予算が設定されていて、あれもこれも救ってやる(買う)わけにはいかない。トリアージ的な判断を迫られるのである。トリアージとは、患者(わたしの場合は植物)の重症度に基づいて、治療の優先度を決定して選別を行うことだ。わたしのボタニカルスキルで救える苗を選ばなくてはならない。かつ、育てたことない面白そうな奴。わたしは「ナギ(マキ科ナギ属)」と「パキラ(アオイ科パキラ属)」を選んだ。

苗のお尻

「女も苗も、尻(シリ)で選べ」

と言ったのは、わたしのボタニカル仲間の岡本さん(77歳)だ。苗のお尻を見て、根っこがはみ出すくらいに充実したものを選ぶのが良い、というアドバイスだ。知らない人は覚えておいて欲しい。女も苗も、お尻が大事!

ハイドロカルチャーに挑戦

 

ナギの根っこ

観葉植物用土をちょうど切らしていたので、100円ショップにも売っているハイドロカルチャーで育ててみることにした。簡単に言うと、水耕栽培である。根を良く洗い、専用用土で植え付ける。土に植えられたものをハイドロカルチャーで仕立てる場合、環境の変化に対応できないこともある。個体の生命力に期待したい。パキラについては丈夫だからいけるだろう、と高をくくっている。

容器は穴が開いていないものならなんでも良い。ガラスやアクリルなど、水の量が目で見える方がいいだろう。わたしはアクリル製で取っ手がついたコップで仕立ててみた。

がんばって欲しい

 

観葉植物パキラ

左がナギ、右がパキラ

根腐れ防止に珪酸塩白土を混ぜ込むと良いらしいのだが、急を要する治療だったので用意していない。環境の変化に適応し、根付く様子が見られたら、液肥と珪酸塩白土を買ってこようと思う。わたしがしてやれることは以上だ。あとは各々、がんばって欲しい。

2016,6 くもり