上野の国立科学博物館の特別展「ワイン展〜ぶどうから生まれた奇跡〜」に行ってきました。とても面白かったので、多くの人に薦めたい冬のmust joinなイベントです。
まずは特別展
世界中で古くから愛されてきたワイン。美しい色と香りで私たちを魅了するワインは一体どのような過程を経て出来上がっているのでしょうか。本展では、そのひとしずくに隠されたストーリーを、多彩な資料と映像で科学的かつ歴史的に解き明かします。
といった感じのワイン展は大きく3つのパートで構成されています。
1.ワイナリーに行ってみよう
こちらのパートではワインの生産にフォーカスした展示となっています。ワインぶどうの品種や育て方、収穫し発酵・熟成させてワインになるまでの様子がビジュアル的にとてもわかりやすかったです。
ソーヴィニヨン・ブランとかシャルドネとか、マスカット・ベーリーAとか、甲州とか何となくしか知らなかった品種も、ちゃんと知ることができました。
2.ワインの歴史
ワイン誕生のエピソードから、世界、日本のワインの歴史が展示されています。
西アジアで偶然生まれたワイン。エジプト、ギリシア、ローマ、イスカンダル、シルクロード、中国、日本などなど、科学史(世界史)的にはお馴染みの流れを経て発展していきます。
3.ワインをもっと楽しむ
ここのパートでは、ワインの歴史と生産を見た後で、ワインの楽しみ方をちょっと科学的に解説しています。ワインの色や香りの成分から、グラスやデカンタ、瓶の形には科学的な根拠があって、ついウンチクを話したくなります。また、各国の骨董品の酒器や、アーティストが描いたラベルの展示はとても美しかったです。
オススメのお土産
展示の後は、ミュージアムショップでお土産を選ぶのも楽しいですね。わたしは公式ガイドブック(いわゆる図録)を買いました。
装丁の美しさに一目惚れしたのと、内容が充実してたので即購入を決めました。これで更に勉強して、デートでうんちくを披露したいと思います。ドヤ顔で。
あとは、ワインが実際にお土産で購入できます。わたしは経済的な理由で買えませんでしたが、種類も豊富で誘惑がヤバかったです。ワインなんかお土産で買っても荷物になるじゃん…。って方も大丈夫、郵送の手続きもすぐにできますから。
常設展も Don’t miss it !
わたし上野の国立科学博物館が大好きで、今回も常設展に目当てでフラッと行ったら特別展も面白そうだったので見てきたのです。1500円の特別展のチケットでどっちも楽しめるんだから、とてもお得ですよ。見どころ多すぎて紹介できませんので、ひとつだけ。
エジソン電球のフィラメント
ニュートンといえばリンゴ、エジソン電球といえば竹のフィラメントなんです。電球のフィラメントに京都のマダケを使ったというのは有名な話ですよね。タケをひご状にして炭化させたフィラメントに通電させることで、電球は光を放っています。まじクール
オススメのお土産
科学博物館のミュージアムショップのオススメのおみやげは、オリジナルの測量野帳です。ビビッドなオレンジとゴールドのマークがとてもカッコいいです。フィールドノートそのものはKOKUYOのものと同じですので、紙質や表紙の硬さもハイクオリティです。これ持ってると、文房具好きな人からは一目置かれることでしょう。
行く度に、新しい発見
森羅万象の根拠が、あそこにはあるよ。
激しくオススメ
国立科学博物館 National Museum of Nature and Science,Tokyo
2015,11 雨