花がなければ買ってくる。花屋に行って、グッとくる奴がいなかったら、スーパーで野菜を買う。新鮮ならセロリも生ける。つまりこれがわたしの植物生活概論だ。
セリ科オランダミツバ属
セルリーと呼ぶこともある。ちびっ子に聞く「キライな野菜ランキング」の常連である。その理由はあの独特の香りだろう。それもそのはず、古代ローマ・ギリシャでは食用ではなく、薬として使っていたのだ。良薬口に苦しなのである。
日本にやってきたのは16世紀の末、加藤清正が文禄・慶長の役(いわゆる朝鮮出兵)に持ち帰ったという説がある。だからってちびっ子たち、加藤清正公を恨んじゃいけないよ。日本には他にも美味しい野菜がいっぱいあっただろうから、あまり普及しなかった。明治期に入り食生活の西洋化が進むとともに、盛んに栽培されるようになった。
みずみずしい緑色
セロリの味はともかくとして、明るい緑の葉は美しい。買って来たセロリを根本を切って水に挿すと、水を吸い上げてシャキッと美味しくなる。また、それを飾るとシュールなインテリアとしても楽しめるから一石二鳥だ。
Instagramを見返してみたら、やはりやっていた。
今日は建国記念の日
シャキッとして美味しくなったセロリは、タルタルソースをつけてスタッフが美味しくいただきました。そんな祝日。わたしの植物生活
2016,2 晴れ
追伸
タイトルにも引用したSMAP(山崎まさよし)の「セロリ」であるが、思い入れが少なくエピソードが思いつかなかった