美しさにだって順位はある #アネモネ

アネモネは最高だ。こいつとなら結婚してもいい

キンポウゲ科イチリンソウ属

アネモネの開花時期は3〜4月である。春を先取りする気分で切り花を購入してきたのだ。一重咲きで濃い紫色と、白と赤の変わり種、グリーンはユーカリを合わせてみた。アネモネの花言葉は「はかない恋」「恋の苦しみ」「見捨てられた」「見放された」「薄れゆく希望」などがあり、何とも言えない哀愁が漂う。未亡人のようだ。キンポウゲ科特有の俯き加減の咲き方も、悲しさを際立たせる。

わたしが好きな花はキンポウゲ科のものが多い。ラナンキュラス、クレマチスなどもキンポウゲ科だ。だがやはり、結婚してもいいと思えるはアネモネだけだろう。

美しさ、可愛さ、健気さ、妖艶さをバランスよく備えているのだ。あとはこちらが、どの部分を引き出してやるのかを工夫すればよいのである。マジたまらん

一番いいポジション

わたしの部屋の、何となくいい感じの場所には、花か観葉植物かガンプラが置いてある。生活に彩りや遊び心を加えてくれる彼(彼女?)らを見て「ま、もうちょっと生きててもいいか」と思うのである。

アネモネを買って来た日、いい感じの場所には既にスイートピーがいた。
科学的好奇心は、たまに狂気に満ちている #スイートピー – 私的植物生活概論

別の場所には、キュベレイがいたので、いい感じの場所が埋まっていたのである。

アネモネを飾るために、スイートピーかキュベレイを移動させなければならなくなった。しかし逡巡している時間はなかった。買って来たアネモネをさっさと水揚げしなくてはならないのである。こうなったらシビアに判断せざるを得ない。美しさにだって順位はある。弱肉強食の世界なのだ。

君はトイレ行きだ

スイートピーをトイレの飾り棚に移動した。トイレと言うと随分ひどい場所に思うかもしれないが、ここはここで、いい感じの場所に置くほどじゃないけど、わたしの生活にfunを加えてくれる奴らがいるのだ。スイートピーの爽やかな香りも功を奏した様子である。決してスイートピーを差別しているのではない。どうかご理解いただきたい。

「美」は厳しいものなのである。

とにかく美しいアネモネ。今ごろ地中で寒さに耐えている。この寒さが春の花を美しくする。美しく咲くために、今はじっと耐えようじゃないか。わたしもアネモネも

2016,1 晴れ