1番好きな花はなんですか?という質問をたまにされる。1つを選ぶのは難しいので「アネモネ、クレマチス、ラナンキュラスが好きです。順位は付けられません」と、もう何年も機械的に答えている。no.1よりonly 1だろ?
ところが今年、2016年の夏、このラインナップ(こいつとなら結婚してもいいリスト)に食い込んできた奴がいる。アサガオだ。
ヒルガオ科サツマイモ属
つる性の一年草。小学生の頃に授業で育てた方も多いと思う。それだけ栽培が簡単なのである。また、日本では江戸時代、多くの園芸愛好家によって栽培され、親しまれてきた。そんなアサガオへの気持ちが、じわじわ高まってきたのは去年(2015)の夏。自分でアサガオを育て、咲かせたことがきっかけである。
授業で育てさせられたのではなく、初めて能動的にアサガオと向き合うことになった
初心忘るべからず #アサガオ – 私的植物生活概論
変化朝顔
去年のヘブンリーブルーが綺麗だったから、今年もアサガオを育てることは決めていた。たまたま変化朝顔の種を譲っていただいたので、今年はそれに絞って栽培をした。その結果、アサガオへ気持ちがこんなに大きくなるなんて、種を植えたばかりのわたしは思っても見なかった。
何が咲くかわからない
いろんな植物に手を出しては、枯らせたり咲かせたりしているわたしにとって、普通のアサガオだとちょっと物足りない気持ちになってしまう。「地球の男に飽きたところよ」とピンク・レディーは言ったけれど、そんな気持ちかも知れない。申し訳ない
また、面白いことに、今年咲いた花から採種したものが、来年も同じ花を咲かせるとは限らないのだ。花が咲く度、毎年毎年ドキドキさせてくれるのである。この辺の仕組みは、わたしにはわからない。今後の研究課題としたいと思う。
午前中だけの艶姿
ヘブンリーブルーも、やっぱり良いね…
夏を選んで咲くくせに、日中の日差しには弱く、萎れてしまう。全体の花期は長いが、花そのもの、単体でみるととても儚い朝顔。結婚してくれ!
2016,8 晴れ